最年少のお客様

 新年、世田谷の家に帰ると11月に撮影した家族写真が手作り年賀状になって届いていました。

 これまでで一番あかちゃんの撮影だったので、寒さなど気になっていたのですが、11月とは思えない本当に暖かい陽気で、ぽかぽかと撮影できました。友人(おかあさん)が心配していた笑顔もところどころ!ばっちりおさめることができました。

 こうして色んなお宅にお邪魔して、短い時間ですが一緒に過ごさせてもらうと、みんな子育ては本当に十人十色だなとおもうのですが、彼女の子育ては見てて周りが明るくなる、見習いたい子育てです。

 誰よりもきれい好きな彼女が、葉っぱを持たせれば間髪いれずにパクリと口に入れてしまうそーちゃんを「ちょっとくらい大丈夫」と見守れる強さはどこからくるのか、とても不思議で、私も伸び伸びと育ててもらったので、彼女のような育て方が理想ですが、自分にもし子供がいたら一人目からあんな風になれるかなぁ、といつも関心しています。

 そーちゃんは静かないい子ですが好奇心は人一倍、手にしたものをすかさずあぐーといく、あかちゃんです。私が持参したぬいぐるみをパクリ、私の積年の汗がしみこんだカメラストラップもパクリ、最後にはカメラを両手でつかみレンズにあぐー。(もちろんカメラを気遣ってくれたご両親に阻止されてしまいました。)

 姪っ子が偶然物を口に入れる時期が全くなかったので、それが普通なのかと思っていましたが、絵に書いたように次から次へ口に入れてその存在を噛みしめる姿がとてもあかちゃんらしく、とってもかわいらしかったです。

 これから、毎年自分たちで年賀状を作って行くつもりというお二人。最近は写真を沢山撮ってもなかなかプリントしないということも多いと思いますが、一年に一枚だからこそ将来振り返ったら家族の思い出がぎゅぎゅっと凝縮した宝物になりそうですね。